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| 子供のころの庭 |
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余談 :
子供のころの庭 私は一桁の年の頃を杉並の小さな借家で過ごしました。 電話や水道はありませんでしたが(一体何時の話!)、子供なので不便もありませんでした。 お勝手には井戸があり、時々流し場に猫程もあるネズミ(ドブネズミと呼んでいましたが、ノネズミと同一種らしいです。 出没する所で名前が変わるんですね。)が現れました。 今も記憶に鮮明なのは、丸いお尻のミミズのようなシッポが排水の通路にグルグルッと逃げていく様子です。 この家には,家を挟んで通りと逆側に庭があり、今写真を見ると小さな庭なのですが、私の中で庭は逆デフォルメされたように、とてもファンタスティックで不思議な色彩をもって思い出されるのです。 ネズミは時計をもったうさぎ(不思議の国のアリス)といった具合?でしょうか。 どんな生き物も、十センチの距離で見ていたと思います。 朝は朝露を抱えたハコベや苔たちがきらきらきらきらしています。 杉の樹の半日陰にこっそりと居る無花果(いちじく)の木の幹は、踊っているようにとてもよくしなり、私はハンモックのようにしてユラユラしながら葉の間の空を見ていました。 無花果は重そうな実(本当は花托が変形したもので中に小さな花を咲かせています)を成らせ、もぐとミルクのような樹液が溢れて落ちてきます。 中にアリがいないか除いてから口にする暖かな甘さ。 無花果には、よく夜模様のカミキリムシ(ゴマダラカミキリ)が飛んで来ました。 捕まえて、「前髪が切れるかな」と噛ませたりしました。(髪きりだと思ってたので) 境界線のない隣の大家さんのところの紫陽花(アジサイ)の林は、中に入ってゆくとひんやりと湿気があり、夏はとても気持ちがいい場所です。 万歳をしてもまだまだ上のほうで枝が重なってました。 足元の落ち葉を返すと大きなカタツムリがゴロゴロと見つかりました。 蓋つきの透明なビンにカタツムリを飼った時,葉やきゅうりを食べながら緑のフンをするだけのカタツムリに幻滅しながら、「この中じゃ何もすること無いもんね」と思い庭に戻しました。 庭の虫で「可愛い虫」と思っていたなかに、アオバハゴロモがいます。 1センチほどの大きさで薄緑のプラスチックの破片のようなきれいな姿をしていて、茂った木を分けて覗いてみると何匹もいました。 手の中に沢山捕まえて一度に広げるとペパーミント色が広がってゆきました。 珍しくないムシですが最近はお目にかかっていません。 子供にとって 庭という場所は、土を握り、草や木に触れ、水遊びをしたり、虫や動物と遊んだりできる小宇宙です。 大人(?)になってからも庭には 「何かが隠れているんじゃないか」 というようなワクワク感を求めたいですし、そんな要素を持った庭づくりをしたいと思っています。 庭の仕事をしていて楽しいことは、実は、樹や草や土や虫に再び近づけたことと、堂々と木登りが出来ることかもしれません。 私が子供の頃から接していた虫達も庭木にとっては害虫になることも多いです。 葉や木や根を食べますから・・・。 仕事では化学農薬も使用していますが本当は虫も木も土中の微生物も鳥もみんな健康でいて欲しいのです。(勝手ですけど) 『自然農薬で防ぐ病気と害虫』古賀綱行著の本は、病害虫・季節別に自然流防除法がわかりやすく,面白く書かれています。 牛乳・ワカメの煮汁・コーヒーなど身近なものが利用できるのでおすすめしたいと思います。 まとまらない文になりましたが・・・余談ということでお許しください。 まだまだ若輩でありますが、お声をかけて下さる皆様方にとても感謝しております。 自分が暮らすこの地域、身近な自然や環境に目を向けてこれからも前進してゆきたいと思っています。 余談の余談ですが・・ある日、このホームページを見た私の実の弟から電話がありました。なにやら自分が載っていないと怒っております。「???」と訳がわからず尋ねると、この私の写真には弟も一緒に写っていた筈だと言うのです。「そーんなあ、カットした覚えはないけどお・・」と確かめて見たら・・いやはや、弟の記憶力は確かだった!丸餅のような弟も一緒におりました。恥ずかしいだろうが載せて進ぜよう。(私も恥ずかしい)こちらはカラーのままで。(ずっと下)
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ゴマダラカミキリ アオバハゴロモ 『オルビス学習科学図鑑』より
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